快眠を約束するホテル

快眠を約束するホテル
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ホテル選びの優先度

出張で宿泊するホテルは、何を基準に選んでいるだろうか。

私の場合、会社の規定を前提に立地、部屋の質、朝食有無を優先している。

新型コロナウィルス感染症が沈静化した今でもオンライン会議は欠かせないので部屋の質は特に重要だ。

地域によっては、ネット接続の電波が弱い、隣で宿泊する人の咳払いが聞こえる部屋もあるので、初めての宿泊先では、部屋から問題なく会議ができるかを事前に確認している。

翌日の商談準備のために部屋で過ごす時間が長くなる前泊は、なるべくリラックスできる環境が望ましい。

静かに過ごせて、夜はしっかり熟睡できる。翌朝、活力を高める御飯を頂けて、余裕をもって商談場所に向うのが理想的だ。

公共交通機関が遅れたときの代替手段として、ホテルからタクシー15分程度で移動できることも意識しておきたい。

サラリーマンにとって商談は戦場であり、遅刻の言い訳など通用しない世界なのだ。

また、地産地消の食材を楽しめる、もしくは、栄養バランスがとれた朝食が提供されるホテルもよいだろう。

出張では現地の名産を楽しむ時間が取れないことも多いので、朝の僅かな時間で旅行気分を味わえると幸せになるからだ。

熟睡できるホテル

ホテル選びで最も見極めが難しいのが、普段と異なる環境でしっかり熟睡できるかだろう。

私は睡眠環境として、室温や湿度の調整状況、ベッドや枕の品質を利用者の口コミで確認している。

ぐっすり眠るには、羽根布団内の温度上昇を踏まえて室温を細かくコントロールしなければならない。

また、部屋の乾燥に合わせて、空気清浄機による加湿も欠かせないだろう。

枕は運任せと言えるが、ベッドに関してはマットレスやコイルを紹介しているホテルを選べば恐らく間違いない。

腰痛に悩む人は、体圧分散性能が高いマットレスを使っているかどうかで、寝心地や目覚めが大きく変わるだろう。

どこか眠りにこだわったホテルはないか」と探して辿り着いたホテルが、阪神阪急第一ホテルグループが運営する “レムプラスホテル” である。

宿泊者の五感を通じて「より良い眠り」を実現するようデザインされており、部屋は客室ではなく「寝室」を目指す徹底ぶりだ。

一般的なポケットコイルマットレスの倍以上のスプリングを使用した高品質マットレス、好みに応じて選べる枕など寝具は完璧。

また、就寝前の疲れを癒すレインシャワールーム、冷蔵庫には、睡眠の質を高めるGABA成分を摂取できるチョコレートを無料提供する徹底ぶりである。

全室に設置されたマッサージチェアーは好みがわかれるが 「もっと、よい眠りを…」を追求する姿勢は伝わってくる。

テーブルに置かれた耳栓

私は、ダイワロイネットホテルプレミア、ロイヤルパークキャンバス、ホテルモントレなど大手宿泊サイトで人気が高い三宮駅周辺のホテルはほぼ宿泊済みだ。

今回は、前から気になっていた眠りを追求するレムプラス神戸三宮の “ツインルーム” を予約してみた。

阪急神戸三宮駅、JR三ノ宮駅、神戸市営地下鉄三宮駅から直結するとても便利なホテルである。

BGMが流れる部屋の居心地はよく、最上階の絶景で食べる朝食も素晴らしい。

朝食メニューは、パンとタマゴ、朝カレー、オムライスから選べるので朝の気分で決めればよいだろう。

部屋に持参できるアメニティをロビー階で選べるが、歯ブラシや珈琲以外にヤクルトやホット・アイマスクなどもあって迷ってしまう

また、日本ベッドと共同開発したシルキーレムのオリジナルベッドが備え付けられた部屋は解放感があって豪華だ。

TOTO製のお湯に包まれるような新感覚のシャワー「ウォームピラー」でリラックスした後、入浴剤を入れた湯船に入ると移動や観光で疲れた体を癒せるだろう。

ホームページではわかりづらいが、レムプラス神戸三宮のダブルルーム(山側・海側)は、バスタブが設置されていないので、お湯につかりたい人は「ツインルーム」を予約しなければならない。

風呂上がりにマッサージチェアーで体をほぐし、空調と加湿器で睡眠環境を整えれば、いよいよ就寝だ。

部屋に流れていたBGMを消してベッドで眠りにつこうとするが、音が気になってなかなか眠れない

起き上がって大きな窓から外を見ると、複数の列車がホテル真下を通過しており、その度に列車の振動音が伝わってくるのだ

羊と猫の絵柄がついた可愛い入浴剤と一緒にテーブルに置かれていた “耳栓” は、深い眠りに誘うアイテムと思っていたが、どうやら列車の音が気になる宿泊者向けに準備された物のようだ。

しかたがないので、耳栓をしてベッドに戻るが 「もっと、よい眠りを…」 をと謳っていたホームページが思い出されて腹立たしい。

翌朝ホテルスタッフに聞いてみると、音が気になる人は、山側かエレベーター付近の部屋がよいと説明された。

部屋によって耳栓が必要なホテルを “快眠押し” するのはいかがなものだろうか」と感じながら、後日、確認を兼ねてエレベーター横の山側の部屋を予約して宿泊してみた。

確かに列車音はそれほど気にならなったので、音に敏感な宿泊者でレムプラス三宮を予約する場合は、部屋を指定できるかを事前に確認することを強くおすすめする

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