中村屋と井村屋
寒さ深まる1月。コンビニで買いたくなる商品と言えば “豚まん” だ。
セブンイレブン “もっちりジューシー特選豚まん” やファミマ “極旨黒豚まん” など、具材がゴロっと入ったものがたまらない。
食べたいときに気軽に買える環境を整えたコンビニと、その製造を担う中村屋と井村屋に頭が下がる思いだ。
弁当目的で立ち寄っても、レジ前辺りで “ついで買いの魔法” にかかってしまうので、最近は節約のため4個入り (井村屋)、6個入り (中村屋) を自宅ストック用としてスーパーで購入している。
常に新しい商品が棚に並ぶコンビニは、スーパーと比べて値段が高い (=質が高い) と捉えがちだが、製造元が同じなら当然味や品質に違いはないので、お得に購入できるスーパーの商品も是非検討いただきたい。
バンダム級からヘビー級へ
「皮も美味しいが、もう少し具のボリュームがあれば満足できるのだが…」 と空腹に悩む腹ペコボーイズに朗報がある。
成城石井 “たっぷり6割具材の肉まん” は、生地と具材比率6対4が常識とされていた豚まん業界において、その割合を逆転させたのだ。
つまり、「一口ちょうだい!」をお願された後、皮しか口に入らなかったことを理由にもう一口おかわりされる恐怖に悩まずにすむのである。
「具材が多くても、1個120gでは足りない!」と憤る腹ペコキングには、神楽坂50番肉まん、もしくは、聘珍樓肉まん (大) をお勧めする。
百貨店でも取り扱う商品なので値段もそれなりだが、プチ贅沢を感じられるだろう。コンビニでは、「豚まん1個!」とオーダーする私も「肉まん1つ頂けますか?」と表現を換えるほど豪華なのだ。
実は、神楽坂50番ではお年賀や寒中見舞い用の詰め合わせ商品も販売している。肉まんでギフトなど想像もつかないが、大人から子供まで食べられるので、案外いい商品なのかもしれない。
ホット or チルド
“551のあるときとないとき” で、お茶の間の雰囲気が変わる関西ローカルCMをご存じだろうか。
今や関西だけでなく、全国的に有名な豚まんを販売する551蓬莱である。
豚まん1箱で家族円満になるなら安い物だと、出張帰りに欠かすことなく買っているが、新幹線新大阪駅、大阪国際空港 (伊丹空港) ともに毎度長蛇の列に並ぶのが苦痛だ。
特に伊丹空港では、到着口すぐの店舗で15分から30分並んでお土産用の冷蔵品を買った後、ANA出発口側の南ターミナルへ移動して、更に20分程度並んでイートインを楽しむのが定番である。
551蓬莱テーマパークのアトラクションとして何とか我慢しているが、あまりに混んでいると流石にウンザリする。
先日は、チルド側の店舗で空港セット (豚まん4個、焼売10個、エビ焼売20個) をゲットして、うっかり大好物のちまきを買い忘れたので、テイクアウト用の出発口の店舗で再度並んだ。
普段より混みあっていたのか列がなかなか進まない。保安検査の時間も気になり始め、結局列から離脱することになった。
「海鮮焼きそばも捨てがたいが、イートインのスベースを冷蔵品と温かいテイクアウト品の両方を買える店舗へ変えてくれるとありがたい…」。